せいぞんせんりゃく

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【風来のシレン】「フェイの最終問題」攻略概論

「フェイの最終問題」をクリアした。

 

今年春にリリースされたスマートフォン版「風来のシレン」は「風来のシレンDS」の完全移植作なのだけど、当時、中学生の私は「DS版風来のシレン」の「フェイの最終問題」をどうしてもクリアできず挫折していたので、10年越しのリベンジ達成となり、今回のクリアは非常に感慨深いものでした。

ちなみに、DS版自体も1995年発売のSFC版のリメイクであるから原作はなんと24年前のゲームということになるらしい。今遊んでも超おもしろいのマジ最高……。

 

で、その後もハマってしまい、4回もクリアしてしまったので、なんとなく個人的な攻略法を書きたくなってしまい、筆を取りました。

……というのも、検索で上位に引っかかったシレンの攻略ブログ等はなんとなく読み漁ってみて、参考になったものはいくつかあれど、めっちゃ丁寧に詳しく書いてくれてるものがあまり見当たらなかったんですね。「ないなら自分が書こう」と思って、自己流の攻略記を出来る範囲で詳しく書いてみることにしました。「後進シレンジャーの育成」とか「業務引継書」のような気持ちで書きますので、先輩シレンジャー諸氏は目くじらを立てず温かく見守って欲しいです。

そもそも「風来のシレン」は何度も冒険に挑戦して、死ぬ度に敗因から対策を掴んだり、自分のセオリーを構築して、知識とプレイスキルをレベルアップさせていくという楽しさもあり、こういう攻略を書くのはちょっと野暮みたいなところはあるんだけど、どうもシレンには運要素や初見殺しの凶悪な敵が多くあまりにも難易度が高いので、攻略の道しるべみたいなのはいくつあってもいいんじゃないかなと思っています。

 

なので、「フェイの最終問題、絶対無理じゃん。無理ゲーじゃん」と諦めた人にこそ、これを読んで、もう一度挑戦してほしいと思います。そう、かつてクリアを諦めた中高生の頃の自分のような人にこそ読んでほしい……。

 

あと「風来のシレンって何それ」みたいな人も1800円払って、とりあえず買って欲しい。

ソシャゲのガチャ回すよりはおもしろいと思う、多分。

 


はい、前書きはここまでです。

 


ーーー【以下、本題】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

【攻略の柱】
クリアのための鍵は、以下の3本柱+αだと感じた。

 

 ①武器の合成

 ②杖の確保

 ③腕輪の確保

  ⦅+α⦆ 「ガイコツまおう/ガイコツまてん」のジェノサイド


①〜③+α について、具体的に必要なアイテム名を挙げると、

「合成の壺」「強化の壺」「眠りよけの腕輪」「一時しのぎの杖/かなしばりの杖/身代わりの杖」は絶対に欲しい。「ブフーの杖」はややレアだけど、出たら即確保すべき。

レアなので出ないこともあるが、「白紙の巻物(orジェノサイドの巻物)」もなるべく出てほしい。

また、こちらもレアだが「識別の腕輪」「透視の腕輪」「ワナ師の腕輪」あたりは出たらかなりラッキー。

 

はい、それでは各項目の解説をします。

 

 

①「武器の合成」

深層にいくにつれ、敵はどんどん強くなるので、剣も盾も落ちている状態のものをそのまま使っているだけでは歯が立たなくなっていく。

そこで必要なのは「合成の壺」による武器(剣/盾)の強化。合成できないと99階はおろか30階ぐらいまで到達するのもなかなか厳しいのではないだろうか。


(一)剣について

剣は、メインの「どうたぬき」・「カタナ」(「長巻」でも「こん棒」でも可)に出来るだけ多くの印をつけることが重要

 

妖刀かまいたちの「三」印、斬空剣の「空」、成仏の鎌の「仏」、一つ目殺し「目」、ドラゴンキラーの「竜」などは優先的に欲しい。というか、正直言うとその他の印も全部欲しい。

個人的な優先度は「三」≧「空」>「仏」=「目」=「竜」=「月」>「ド」≧「金」≧「会」だけど、まあ正直全部重要なので出現した順にどんどん印を増やしていけば良い

一番下にしたけど「ミノタウルスの斧(会)」もあればめっちゃ便利。


もちろん補正値についても、数字が大きければ大きい方が良い。強化の壺があれば、余りの「どうたぬき/カタナ/長巻/こん棒」を補正値上昇用にぶち込もう。性能付の刀を強化の壺に入れても良いけど、上限値は「8」であることに注意。


……が、正直どっちかというと「剣」は補正値の値より、ついてる「印」の方が重要!

極端な例を出すと、どうたぬき+50(印なし)より、長巻+5(印全種付き)の方が有用なのではないかと思う。ちょっと例は極端だけど。

 

 

(二)盾について

盾は、「鉄甲/青銅甲/重装」あたりをメインにしよう。

「重装の盾」は防御性能がいいが、空腹度消費が早く「皮甲」を2枚くっつけないと皮効果にならないので、序盤では若干扱いづらい。「鉄甲の盾」の方が序盤は使い勝手がいいかも。

空腹度問題を考慮すると「皮」印はなるべく早めに合成したい

次点で「ト」「地」「竜」「見」。こちらもどれも重要なので、優先度というよりは集まった順から早めに合成して印を増やしたい。

深層に行くまでに、大型地雷の罠・ガンコ戦車イッテツ戦車対策の「地」ドラゴン系列の炎対策の「竜」は本当に欲しい。ローグトドも怖いので本当は「ト」印も欲しい。

 

いくら皮が重要と言っても、合成の壺の容量を余らせるのはもったいないので、合成は入れる個数の算段がついてから。具体的には、「合成の壺(5)」に「メイン盾+皮甲」を入れて、容量3余らせてすぐ割るとかは絶対やめよう。一応書いたけど、そんなことする人なんていないか。割らずに吸い出しの巻物を使うならOK。


「剣」と異なる点としては、「盾」は補正値がかなり重要

深層に行くにつれ、どんどん敵の攻撃力が上がるので、強化の壺に「鉄甲/青銅甲/木甲/皮甲」などを入れて育てておきたい。皮甲でも+15まで強化できる。

最終的には+40あたりまでは欲しいが、まあ+20あたりでも大丈夫……かな、と思う。

 

盾は本当に数値が大きいほど良い。

 

 

 


(三)余談

……と、まあここまで合成の壺と強化の壺が出る前提で書いているが、合成の壺はなるべく潤沢に出て欲しい。20階までに合成の壺が全く出なければ諦めるべきかも、というか諦める前に多分防御力/火力不足で普通に死ぬ。理想を言えば、強化の壺も30階ぐらいまでに1つは確保しておきたい。

初クリアを目指す人は「合成の壺」「強化の壺」が低層で出なければサッサと諦めるのも良いかも。

(ただし持ってるのに未識別であるため気がつかないというのは、また話が別なので、識別スキルは磨くこと。識別は売値/買値で絞るのが基本。)

 

〜30階までは印を増やすことに重点を置き

〜50階までは(特に盾の)補正値を上げておきたい(+20以上が理想)


※階数の目安はなんとなくの感覚で書いているので、絶対にそうしろというわけでもないです。

 

 

ちなみに、「剛剣マンジカブラ」「風魔の盾」は完全上位互換なので、もし拾えたらメインに使おう。ただ、どうたぬき・カタナや鉄甲・青銅甲でも余裕でクリア可能なので、出なくても問題はない。

 


②「杖の確保」

深層(45階〜)になると、いくら剣盾の武器が強くても、どうにもならない嫌がらせをしてくる敵がちょくちょく出る。そうした強敵は杖で対処するのが定石。

「ブフーの杖」が間違いなく最強だが、出現率が低めのため過度に期待しないこと。出やすくて使い勝手がいいのは「一時しのぎの杖」「身代わりの杖」「かなしばりの杖」の3本


「強化の壺」に上記のどれかを入れて、回数を増やしておきたい。

強化の壺は、贅沢を言えば2個以上持って「盾」「剣」「杖」を育てまくるのが理想。強化の壺1つなら「盾1個、剣1個、杖1〜3」本ぐらいのバランスで育てよう。

ただ、回数が潤沢な杖が本当に必要になってくる場面はオドロ出現しはじめる45階あたりからなので、強化の壺が1つしかない場合、序盤は盾と剣を入れておいて、吸い出しの巻物で強化対象を切り替えるなどやりくりも一考。

 


「鈍足」「不幸」「場所替え」も使い方によってはかなり良い杖なのだけど、汎用性という意味だと上記3本に劣る。強化する(回数増やす)ほどではないが持っておくと良い。

「雷光」「痛み分け」は更にピーキーな性能。上級者向けかなと。

ネタ杖だと思われがち、というか、思ってたんですけど、転倒事故防止の意味で「転ばぬ先の杖」は地味にあれば意外と便利。

 


杖の回数の識別は非常に面倒ではあるが、店に置いて売値で判別してメモっておくとよい。窮地に陥ったときに、かなしばりの杖を振ったら空砲だった……ということはなるべく避けたい。

また、深層まで到達して、大体のアイテムを識別しきった場合には、識別の巻物や識別の壺を杖回数の判別目当てで使用するのも大いにアリ。

ちなみに識別の腕輪があればこの面倒くさい判別作業は全て不要になる。

 

 

完全な余談として、中高生時分の私はよく40階〜60階で死亡していたのだけれど、

これは「オドロ」「ねむり大根」「スカイドラゴン」などに対応できていなかったため。

①の武器の合成が上手くいくと40階〜50階までは到達できるんですが、杖を上手く使えないと、その辺でこいつら心を折られて死ぬ。

 

なんでも、武器は不要で杖だけでクリアできる上級者もいるらしい。というぐらい杖は重要。

 

 

 

③「腕輪の確保」

46階から60階に出現するねむり大根対策として「ねむりよけの腕輪」が必須。

持っていなければ、眠らされてボコられて永眠、ということも十分起こりうる。

同価格帯の腕輪が多いので識別が若干困難。装着してすぐ性能がわからない「〇〇よけの腕輪」シリーズは、識別が難しいので、わからなければ「識別の壺」に入れて見分けよう。

勿論、めぐすり草で発見した「睡眠ガスの罠」を踏んで試してみてもよい(若干危険だけど)。

なんだかんだ「眠りよけの腕輪」は出現率は高いため46階までには1個以上は出ると思う。

※「識別の巻物」でも良いけど、識別の巻物はなんとなく壺の識別に優先的に使いたい。

  壺の識別が大体終わっていれば、「識別の巻物」で腕輪を識別してもよい。

 


個人的な好みではあるが61階以降はドレイン系のモンスターが多いので「ドレインよけの腕輪」がオススメ。

 


レアだけど「透視」「識別」「ワナ師」は出たら超ラッキー

「透視」は、強敵を事前に回避したり、通路の出会い頭事故がなくなるので超便利。

「識別」は、杖の回数まで識別できて超便利。杖強化しなくても、適当に拾った杖だけでクリアできそう。

「ワナ師」は強いけど、なんというか別ゲーになる。「掛軸裏」はそこまでやっていないので、私は使い方がよくわからない。モンスターハウスで困ることはなくなるし、落とし穴の罠を集めて高速クリアとか狙えるんでしょうかね。


「毒よけ」「混乱よけ」「サビよけ」は性能がピンポイントすぎてあまり使えない。

「垂れ流し」「痛恨」はデメリットアイテムなので論外。

「遠投」は使えなくはないが、事故の原因なので私は使用しない。

会心」「回復」は持っておいても損はないが若干上級者向けの性能。

「値切り」はレアなのでクリアのお土産用に持って帰ってもよい。またハイスコア狙いならかなり使えるらしい。

 


★腕輪まとめ

「眠りよけの腕輪」は必須。

「ドレインよけの腕輪」はオススメ。

レアだけど、「透視の腕輪」「識別の腕輪」「ワナ師の腕輪」は入手できたら超強力!!

 

 

 

★⦅+α⦆

ジェノサイドの巻物(白紙の巻物)による「ガイコツまおう/ガイコツまてん」の根絶やし。

 


ガイコツまてん(61階〜75階)はダンジョン中で一番厄介な敵。

具体的には、同じ直線上に並ばれて、杖を振られると、眠らされたり、おにぎりにされて無抵抗のまま殺されることがよくある。

部屋を歩いていたら通路側からガイコツまてんの杖が飛んできて何もできないままいきなり完封されて死ぬこともある。

……ので、特にこだわりがなければジェノサイドの巻物(白紙の巻物)は絶対に「ガイコツまてん」に使用したい。ジェノサイドの巻物は読む巻物のではなく、投げて当てて使う巻物であることに注意!

 


ちなみに、白紙の巻物を「ジェノサイドの巻物」の代用として使うには、他の冒険でジェノサイドの巻物を読んでおく必要がある。トップメニュー「冒険の足跡」の「24番:ジェノサイドの巻物を読んだ」が埋まっていればOK。

こばみ谷やテーブルマウンテンではジェノ巻はなかなか出ないので、フェイの最終問題の救助の便利パスなどで、低層にジェノサイドの巻物が落ちているものを使わせてもらうのが一番手っ取り早い。

 

 

 

【補足】必要なスキルや知識

上記の3本柱+αを達成するのに、必要なスキル・知識は以下の通り。


(一)道具の識別スキル

(二)食料の確保スキル

(三)泥棒テクニック

(四)強敵モンスターの知識

(五)アイテム運

(六)その他基本的で細かい小テクニック

・ギタン投げ・罠チェック・矢による通路の敵チェックなど

 

書くの疲れました。このへんの解説は余力があれば今度追記します。

 

攻略サイト

ドラクエ&パズル」様の「風来のシレンDSSFC攻略インデックス」

http://miya.s16.xrea.com/siren/

幸いリンクフリーとのことでしたので、ご紹介させていただきます。

こちらのデータベースが一番見易くわかりやすかったです。

「階層別出現敵リスト」と「アイテムの値段表」は目に穴が開くまでお世話になりました。

 

・出現敵リスト

http://miya.s16.xrea.com/siren/ds/dungeon/feilast.html

(出現敵の対策を練る)

 

・アイテムの値段表

http://miya.s16.xrea.com/siren/ds/item/nedan.html

(店での値段識別に必須。

 

スマホとは別にタブレットかなにかで別途表示しながらプレイするとよいのではないでしょうか。

 



 

【私の立ち回り簡易チャート】

●低層(1階〜14階)

・おにぎりの確保(4階)

・アイテムの識別(全て大事だが特に壺。)

 


●中層(15階〜40階)

・武器の合成(印増加)

・強化の壺による盾/剣/杖の強化を開始

・アイテムの識別(壺に加えて腕輪も)

・各種杖の確保(かなしばり/身代わり/一時しのぎ/※ブフー)

・「眠りよけの腕輪」の確保

 


●終盤(41階〜)

・武器の合成(強化の壺で鍛えた武器を取り出し補正値アップ)

・有用な杖と腕輪の使用

 

 


次回は、具体的な敵の対策に触れながら、階層別の私の立ち回りを書きます。

 

あと、追記/校正なども適宜やります。

「〜だ」と「〜である」が混在してるけどまあそれはいいや。